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KEBURIの由来

KEBURIは煙のこと?と訊いていただくことがあります。

煙というのは、目に見えるようで見えなかったり、気体なのに視界が閉ざされるほど存在したり。においがあったり無かったり。有るようで無いようで、確かに在ります。

しかも、においがある煙は特にですが、人体に少なくない影響をもたらす。多くは悪い影響のイメージかもしれません。

けむりは別名「けぶり」KEBURIの由来になっています。漢字で書くと「烟」もありますが、気を振る「気振」気を震わす「気震」と書いても「けぶり」です。

KEBURIは中医学や陰陽五行、太極の概念が好きな2人で運営しています。その概念、哲学の中でとても重要な存在「気」。世界を存在させ動かし、私たちを生かすエネルギーの事です。

「気」は目に見えず、でも確かに存在しています。そういうものが、この世界の本質であり、また本質的なものは目に見えない事が多いのはそのせいとも言えるかもしれません。

そして、その気を振ったり震わせたりすると、けぶり・煙です。気配を見える形にする為にも煙は使われます。こちらのイメージは、お線香の煙が分かりやすいでしょう。何かの気配がし気が震えて、空気が揺れると、お線香の煙も一緒に揺れます。

目に見えないけど確かにあるものに五感を向けて感じる時間を、一緒に過ごしてもらえたら、施術や講座では伝えきれないものを体験してもらえるんじゃないかなという理由で始める事にした民泊なので、それを名前にしました。KEBURIで過ごす15時間程度で、どんな気に触れて、どんな機微を感じ取っていただけるか。仕掛けやお道具を用意してお待ちしています。

KEBURIにて焚き染めた気振を、あなたの日常に持ち帰り、実践を続け、新しい豊かさの土壌を作っていただければ幸いです。