歯磨き、いつしていますか？
食後がいいと言われていますが、実は寝起きすぐの歯磨きもいいとされています。食後の歯磨きは虫歯対策に、寝起きは口内細菌の全身への影響対策に、それぞれ良い。30代で3人に１人は歯周病と言われる現代。寝起きすぐの歯磨きも取り入れたいものですね。（と言うわけで、今回は実用的なお話です。）
KEBURIでは、お客様用の歯ブラシはアメニティとしてご用意しております。その時によって変わる場合もありますが、基本的には歯科で買えるタイプのものか、ライオンさんのデンターシステマです。「ここで体験したことをおうちでも」の願いがあるので、できるだけ普段の買い物チャネルで手に入るものから良いものを選ぶようにしています。デンターシステマシリーズは量産品で安価なのに、歯周ポケットにブラシ先が割としっかり入ってくれます。
歯や口の中のケアで重要なのは、
・歯の表面の歯垢を取る
・歯間に挟まったものや歯垢を取る
・歯周ポケットの中の歯垢や菌を取る
などが挙げられます。
一般的に歯ブラシで出来るのは最初の1つで、後2つはほとんど期待できません。でも、毛が細い歯ブラシだと少しはマシです。
表面の汚れを取るには、EBISUさんのごっつい歯ブラシみたいなものがやりやすいですが、ヘッドの大きなものだと奥歯の奥の汚れが取り切れません。奥歯の奥の汚れを取りやすい小さいヘッドだと、磨くのに時間がかかります。
だからこそ、時間を作って歯磨きをしたいのです。
そしてもうひとつ。歯間や歯周ポケットの汚れを取るのに必須アイテムがあります。
フロスです。
KEBURIのアメニティを決める時、2人が「絶対！」と言ったものの1つです。ここからちょっと話が堅く、難しくなりますが、KEBURIの想いに繋がっている重要な部分なので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
冒頭にも書きましたが、日本人は30代の3割程度、45歳以上の半数の人が歯周病だと言われます。もっと歳を取ってからの病気だと思っている人も多いかもしれませんが、これが事実です。
歯周病は口臭の原因になるだけでなく、歯を失う原因の1位でもあります。
歯がなくなれば、美味しいごはんを自分で口から食べることができにくくなります。これは文字通り死活問題！「食べる事だけが幸せ」という方、多いですよね。そんな方は今すぐにでも対策の必要があります。
しかも、歯周病は「病原体の感染による炎症性疾患」（なんかコムツカシクテすみません）なので、口の中だけでなく全身にその影響が広がっていく可能性があります。歯茎にはたくさんの血管があり、歯周病の原因菌と思っている物が血流に乗って別の場所に広がり悪さをすることがある、という事です。その結果は、糖尿病の合併症の悪化など思っているより相当に様々です。
ちょっと真面目というか難しい話になってしまいましたが、ここからが本題。
KEBURIで提供したいのは、「ゆとり」「豊かな暮らし」のキッカケです。死ぬまで自分の口でごはんを食べることは、肉体的にも精神的にも、豊かなくらしにとって、とても重要なポイントだと思いませんか。
その為に、歯を維持する。そして、歯をなくさず生きる（いわゆる「8020」）為に自分でつねひごろに出来る事。それがフロスとブラシでの歯周ポケットケアなんです。
しかし、時間がかかる。
時間がかかることを敢えてする。これは、コーヒーを飲む為に豆を挽くところから自分でする、というのも一緒ですね。そうやって「時間をかける」ことを生活の中にいくつか用意することで、「ゆとり」が生まれる気がします。
時間は減るのに、ゆとりができる。
この一見矛盾に見える事は、矛盾じゃないと知っている人も多いのではないでしょうか。
と言うわけで、長くなりましたが、KEBURIにお泊りの際は是非、フロスを使ってみてください。「いつも使わない」と言う方にこそ、試してみてほしいです。
初心者さんでも使いやすいY字型と、糸部分のみのものとご用意してます。
それから、歯ブラシですが、これも思っているより早く交換時期が来ます。本来は1か月経ったらもう交換したいと言われます。ですから、KEBURIでおろした歯ブラシを持って帰って、おうちのを交換するきっかけにしてもらえればと思います。
歯を磨く、というよりも口の中をケアする。これが豊かなくらしのキッカケになる。
一度お試し下さいませ。
